概要
多摩川以南に位置する商業都市で、国道246号(東急田園都市線、小田急線)と国道16号(横浜線)が交差する。東京都に属しているが、神奈川県へ突き出た地理的要因もあり、神奈川県であると誤認される事もある。
昭和40年代以降、ベッドタウンとして急速に発達。バブル経済期以後には、東京都区部からの私立大学の転入が進み、郊外には現在も私立大学が点在するなど、「青年の街」の色も濃く見られる。
娯楽面では、多数のサッカー選手を輩出しており、「サッカー王国」として有名である。
地理
地形
市域のランドサット衛星写真市域の大部分が多摩丘陵に属し、地形的には同丘陵の北部、相模原台地の北東の縁であり、ほとんどが丘陵地帯である。平地は町田駅付近や西および南を流れる境川・ほぼ中央を流れる鶴見川とその支流恩田川近辺など少ない。
地域
商業地
東京都区部の南西30〜40km圏に位置し、東京都区部郊外のベッドタウンとして発展。町田駅周辺地区は国道246号沿線を代表する繁華街で、商業都市の一面も持つ。百貨店や専門店等が多く林立する一大商業ゾーンとして著しく発展し、神奈川県北部も含んだ商業の中心地である。
市内や近辺には私立大学が多いため、町田駅前繁華街は学生を含む若者の街としても発展している。「西の渋谷」とも呼ばれ、若者向けの店(衣類店・ゲームセンター・漫画専門書店・メイド喫茶など)が多く、特にメイド喫茶等について言えば、近隣一帯で唯一出店されている。
東部の横浜市境付近には幼稚園から大学まで一貫教育の玉川学園が存在し、それを中心に住宅地が広がる学園都市として有名である。
この他、南部(町田市鶴間)の南町田駅前にはアウトレットモールのグランベリーモールが有り、休日等に賑わう。
多摩丘陵で隔てられた多摩地域よりも、神奈川県との交流関係の方が深く、町田・相模原の両市街地が近い点から、両市併せて政府から業務核都市に指定されており、業務など諸機能の立地促進が図られている。(逆に相模原市は多摩地域をはじめとした東京都との交流関係が深い)
住宅・道路開発
鎌倉街道沿いの旧宿場町と、近代以降の町田駅近辺など一部地域を除き、開発の歴史が昭和40年代の団地開発以来と浅く、未開発の丘陵や斜面を宅地造成した一戸立て住宅の建売(駅至近では高層マンション)が現在に至るまで盛んである。しかし様々な企業による無計画な宅地開発の為、狭い道路や行き止まりが多く、車がこれを避けて鎌倉街道等幹線へ集中するが、拡幅工事が未完了でその未拡幅区間がボトルネックとなり街道への流入車が毎日渋滞を引き起こす。山の両面から開発された場所の道路未接続による迂回流入が原因となる場合もみられる。また、慢性的に渋滞が発生する道路でもその多くが拡幅未着手となっている。
市内には、都市再生機構の、山崎・藤の台・鶴川・小山田桜台、住宅供給公社の、木曽・境川・高ケ坂・本町田など、大小様々な団地が点在する。団地住民の定住化と共に少子化が進み、それら団地を中心とした学区域の小学校では合併や廃校が目立つ。同時に、政策として「車椅子で歩ける街づくり」を進めるなど社会福祉が充実し、各地から視察団が訪れる。
治安
ここ数年、新宿付近地区の風俗規制強化により、この地区で営業していた業者が町田駅前繁華街へ移転する動きがあり、西の歌舞伎町とも呼ばれるようになった。これは周辺に風俗業が多い繁華街が無く、新宿から直通電車で30〜40分程度という好立地による。しかし繁華街はこれらを含めた風俗店と他の店舗が混在しており、手当たり次第な客引き等の迷惑行為が社会問題化し、条例による客引き行為の部分規制や住民による自主的なパトロール、さらには民間交番の設置[1]等が行われている。
町田市の急速な人口増加にも関わらず警察署の増設は行われず、警察官1人当たりの市民数は都内平均の2倍。町田駅前繁華街の発展や渋谷・歌舞伎町化に伴う犯罪率の上昇も加わり治安が悪化し、警察官不足は更に深刻化している。これに対応し、市北西部の管轄を2009年度に新設の多摩西警察署(八王子市南大沢)に移管、町田警察署の負担軽減が図られている。
田園都市的側面
中心地の町田駅から1〜2kmで農地が見られ、北西部や西部の小山田・小野路地区・相原・大戸地区は里山の面影が色濃く残る農業地域で、田畑が随所に有り、畜産業も営まれる。また。七国山[2]等の野山も点在し、近隣の都市と比べ、土地の自然利用率が高く狸等の野生動物もいる。